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主にプログラミングのNITSな話

「SOFT SKILLS」を読んだ

CAREER SKILLSと一緒に購入していた。事前知識がなかったので、コミュニケーションの仕方とか昇給の方法とかそういった内容だと思っていた。

前半はどこかで聞いたりCAREER SKILLSと重複していたりで結構飛ばしながら読んでた。後半に行くにつれ独自トピック感が出ていて、最終的に評価がひっくり返った。最後まで目を通していてよかった。

レーニングはしておいたほうが良いんだろうな・・・

著者がそういう属性の人だということは差し引いても、自分も運動しようと思える内容だった。適度にデータを提示しながら(やりすぎるとクドくなる)、体を鍛えることでプログラマーとしてのレベルアップに繋がるというストーリー。

プログラマーを想定して書いているので、必要以上に鍛えたり頑張ったりすることを推していないのがいい。ガジェット紹介とか、アフィリエイトリンクが貼ってあれば購入していたかもしれない。

自然とシステム改善に近い部分があるなぁというメンタルになって、気がついたら体組成体重計を買ったり1日のスケジュールにトレーニング時間を組み込んだりしていた。読書に偏っていた自覚はあるので、いい機会だしハードウェア部分のトレーニングをちゃんとやることにする。

ポジティブな方が良いんだろうな・・・

そもそもポジティブな人はプログラマーにならないだろうという偏見がありつつ、これも考え方次第だしやっていき!という感じ。

元々学生時代に何度か性格が変わったような時期があって、自分の考え方を変えた結果だったことを思い出した。なので、思い込みや思考フローを調整する効果の大きさは身を持って実感している。

30年以上生きていると自分のセルフイメージは固まってきていて、自分の限界やどうせオレなんて感もかなりある。が、その状況を認知できたなら改善できるはずで、まさしく脳のプログラミング・リファクタリングだなぁと思う。デバッグしつつ、version2,version3を目指す。

今までは自信がポジティブに繋がるんじゃないか?という考えで知識をつけようとしていた。けど、先にポジティブになるという選択肢を考えたことがなかったので、自分の人生にかなり影響を与えるかもしれない。

プロとして振る舞う

単発で刺さったフレーズがいくつかあって、それはプロの開発者として正しい行いをしようというものだった。

  • 一貫した正しい行動を取る。その行動に対して責任を持つ。仮に正しくない行動を求められたとしても、それに従っちゃだめ。拒否することで別の信用を得られる
    • 難しいのが、その正しさが勘違いだったとき。自分の判断の正しさを保証できないので、バランスをとったりフィードバックを受ける仕組みがあったほうがいいかも
  • スペシャリストを目指しつつ、効率改善の過程で他の技術も学ぶ。繰り返し実施したり、時間がかかっている作業は良い題材になる
    • ジェネラリストの方が働く場が増えるかもしれないが、体は一つなんだからスペシャリストになって十分に高い報酬を得られる会社一つ見つけられれば良くないか?というのが著者のスタンス
  • 上司とは無駄に対立するのは避ける。意見を伝えた上で、服従するかその場を去る。

もし半年後自分がポジティブマッチョになっていたら、完全にこの本のせい。そうなれたら説得力がありそうなので、周囲にアフィリエイトリンクを送りつけようと思う。